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聖武連山・八重山

聖武連山より、富士山、道志と秋山の山稜を望む

聖武連山より、富士山、道志と秋山の山稜を望む

聖武連山は、整備された2本の登山道があります。東ルートは急傾斜で滑りやすいので下りでは要注意。子供たちは、西ルートを下ればより安全です。

八重山は、ハイキング道が良く整備された人気の山です。展望のきわめて優れた展望台があります。

バス停 富士急山梨バス: 上野原駅 → 本町三丁目(できれば向風か新井まで) 登山口

地図 地理院地図: 聖武連山 , 八重山

天気 聖武連山・八重山の天気: 上野原市 , 上野原駅

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コース & タイム 鉄道駅 上野原駅 バス停 7:35 == 7:46 本町三丁目バス停 7:46 --- 8:14 向風バス停 8:14 --- 8:32 聖武連山東ルート登山口 8:33 --- 8:55 見晴らしの好い休憩所 9:08 --- 9:17 聖武連山 9:27 --- 9:50 聖武連山西ルート登山口 9:50 --- 10:03 能岳登山口 10:03 --- 10:58 能岳 11:08 --- 11:18 八重山 11:25 --- 11:40 八重山展望台 11:56 --- 12:28 上野原中学校 12:29 --- 12:34 上野原遊歩道入口 12:36 --- 13:19 根本山 13:21 --- 13:31 日大明誠高校入口バス停 13:31 --- 13:52 上野原駅 鉄道駅
※歩行時間には道草と写真撮影の時間が含まれています。
聖武連山、八重山 しょうむれやま:標高 542.4m、やえやま:標高 530.7m(標高は上野原市作成のパンフレットによる)単独 2017.2.15 全 6時間06分 満足度:❀❀❀ ホネオレ度:❢❢

2月15日、山梨県上野原市の聖武連山と八重山を歩いてきました。朝はきりりと冷えましたが、終日快晴に恵まれ、抜群の眺望を堪能。最後は上野原遊歩道をテクテク歩いて上野原駅に下りました。実は1月末、わが家が18年ぶりに引っ越しをして、前後の諸事に忙殺される中で、筋力が退化。久しぶりの山行計画でしたが、その前に体が重くなっていました。そこで地図を広げ、低山で展望の好い山を物色し、二つの山を合わせて登ることにしたものです。

段落見出し バスの時刻を間違えた!

平日は上野原駅8時41分発の向風(むかぜ)行きバスがあるのですが、どうしたことか、7時30分に上野原駅に着いてしまいました。日大明誠高校生たちがあまりいないので、不思議に思っていたら、バス乗り場で案内をしていた方が、「向風行きはまだ1時間以上先」だとのこと。それでやっと間違いに気づき、すぐに発車しようとしていた本町三丁目行きのバスに飛び乗りました。土休日は、向風行きが運行されないので、新井まで乗って、その先を歩くことになります。

終点で下車すると、地図を忘れてきたことに気が付きました。ダブルチョンボです。でも、駅前で手書きの地図をもらったし、きょう歩くのはハイキングコースだけだから、まあいいか、と気楽に歩いて行きました。富士急山梨バスは、バス停の間隔が短いので、いくつものバス停をどんどん通り過ぎます。本町三丁目から向風まで28分、その先、人家のなくなった車道を15分ほど歩いて中見山トンネル、さらに3分で聖武連山東ルートの取り付きでした。

その手書きの地図によると、東ルートの取り付きと西ルートの取り付きとは、200mしか離れていません。私は早く登り始めたかったので、東ルートを登ることにしました。はじめやや暗い樹林帯を登って行きます。途中に道標こそありませんが、曲がり角ごとに赤テープなどの目印がありました。10分も登らないうちに樹林帯を抜け出し、明るい灌木のような道になると、山頂まで一本道です。落ち葉の急登にはトラロープがいくつもありました。下るときは要注意です。

段落見出し 聖武連山の眺望すごいぞ!

体が暖まったころ、丸木のベンチがありました。西面が開けて、富士山と近辺の山々がきれいに望めます。すてきな休憩所なので腰を下ろし、冬の定番である菓子パンをかじりながら、お茶にしました。ところで、知らなかったのですが、ここで長居をせず、すぐ先の聖武連山頂に行けば、さらに優れた展望が待っていたのでした。その後も能岳や八重山で、次から次へと素晴らしい展望地が現れることになります。この日はそんな日でした。

山頂のアンテナ塔につながる電柱が現れると、山頂はすぐそこです。意外とあっけなく到着しましたが、眺望は雄大でした。時計回りに、丹沢は表尾根から大室山までを一望。道志と前道志(秋山山稜)とが富士山へと続き、右手にはアンテナ塔の立つ雨降山を容易に確認できます。権現山はちょうど雨降山に隠される位置ですが、この後、南下するに連れて、権現山の威厳ある姿がよく見えるようになります。山頂にベンチはありません。レジャーシートを用意しましょう。

さて、下りは西ルートです。アンテナ塔を振り返り、少しだけ別れを惜しむと、一気に下って行きました。西ルートにはスリップしそうな箇所もなく、子供や山の入門者にお奨めです。あっと言う間に下って、車道に下り立ちました。聖武連山の東西登山ルートは、途中に道標こそありませんが、赤線表示でもよいのではないかと思います。[危]マークも[迷]マークも不要でしょう。上野原市の作った、「要害山トレッキングマップ」には赤線と所要時間とが記されています。

段落見出し 能岳・八重山プチ縦走へ

車道を歩いて、能岳登山口まで戻りました。手書きの地図に「山つつじ有り」と書かれた道を登って行きますが、もちろん今の季節、花はありません。ゆっくり15分ほど登ると見晴らしの好い尾根に出ました。秋山山稜の倉岳山、高畑山、大桑山の三山が、富士山の前座を務めています。この休憩所は、ベンチの代わりにいくつもの太い切り株が置かれていました。自分の好きな切り株に腰を下ろして風景を楽しむという趣向です。

さて、いよいよ尾根歩きかと思ったらそうではなく、448m峰北面のうす暗いトラバース道を、下り気味に東へ進みます。やがて登りに転じ、尾根上に道標の立つ地点で右折、明るい松並木の尾根を気分よく登って行きました。左手の木の間越しに笹尾根とゴルフ場が望めます。右に巻き道を分ける地点から急登になり、細かいジグザグ道を登りながら振り返ると、先ほど登った聖武連山を望めました。そして一気に能岳山頂へ。テーブルとベンチと三等三角点石がありました。

能岳山頂からの眺望は、富士山方面に限られますが、決して悪くありません。石老山や奈良倉山の頂の狭い視野と比べ、ずっと広いと言えます。きっと八重山からの展望が素晴らしすぎて、こちらが見劣りするのでしょう。ゆっくりお茶を飲んで、八重山に向かいます。尾根を南下し、馬頭観音像のある能岳峠から5分ほど登り返すと山頂に到着。東屋があり、熟年のグループが熱い鍋を楽しんでいました。完璧な快晴。穏やかな日和。素晴らしい眺望。幸せそうな顔。

段落見出し 展望デッキ、最高!

八重山山頂のパノラマはすばらしいのですが、樹木の梢を透かしての眺めなので、この点が難点といえば難点です。私は紅茶を1杯飲んで、すぐに展望台に向かいました。山頂からは目と鼻の距離です。途中のピークに、水越八重さんの歌碑が立っていました。この八重さんが昭和4年に、約30ヘクタールの山林を上野原小学校の学校林として寄付されたことから、「八重山」と呼ばれるようになったと、石に刻まれています。残念ながら、地理院地図にはこの山名がありません。

歌碑の先を下って行くと、展望デッキが見えてきます。その手前に鐘があったので、紐を引いて1回カーンと鳴らしました。軽く鳴らそうとしたつもりでしたが、結構大きく響きました。そこには小さな男の子がいましたが、鐘を鳴らすには背が足りません。そこで「高い高い」をする要領で持ち上げてやったら、カーンと鳴らすことができました。

展望デッキからは、樹木に邪魔されることなく、大パノラマを眺め、カメラに収めることができました。デッキ上に山名つきの写真パネルがあるので、容易に山座同定ができます。また、上野原市作成の、「八重山 五感の森」パンフレットには『展望台からのパノラマ』の写真があり、ほとんどの山名が記してあるので、帰宅後の同定に役に立ちます。それにしてもたくさんの山が見える! そして春になれば、シュンラン、ヤマツツジほか、たくさんの花が咲くといいます。

段落見出し 上野原遊歩道テクテク

駐車場まで下りてくると、そのすぐ下が上野原中学校でした。ここから最寄りのバス停は大堀ですが、せっかくの好天日、もっと歩きたかったので、上野原遊歩道に進みました。墓地の中を通るので、暗いときはどうかなと思いますが、昼は開放感のある明るい墓地です。根本山まで、手書きの地図を見ながら、フットパス感覚でテクテク歩きました。そして日大明誠高校入口バス停に下り立ったのですが、次のバスまで20分あったので、駅まで歩くことにしました。

上野原市内のバスの運行は少ないので、時刻表をしっかり調べてから行くことをお奨めします。私は途中で牛倉神社のケヤキの木を見たりして、道草を食いながら歩くこと21分、バスよりもわずかに早く上野原駅に到着しました。きょうは久々の山行で、登りでは足の重いところもありましたが、山々の眺望を楽しみながら十分に歩くことができました。八重山には、花の多い季節にまた行きたいと思います。

木の葉ライン

↓ 紙芝居



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