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新治市民の森 (41)

2020年4月28日(火) 四季の森公園には売店、自販機、東屋、遊具などがあるが、新治市民の森にはない。トイレは、里山交流センターの他に、池ぶち広場の1か所があるのみ。小さな子供を遊ばせるのには向かないかも知れないが、自然を求めて歩くのにはむしろ都合がよい。こんな市民の森が、歩いて行ける距離にあるということは、特に新型コロナウィルス禍にある今、大変に恵まれている。私にとって健康維持のための散策場として、今では唯一の選択肢となっている新治市民の森へ、きょうも向かう。平日なので訪問者は少ないだろうが、エチケットマスクを忘れずに。先回からわずか3日経過しただけの市民の森ではあるが、大小の変化を見つけるのが楽しい。ヘビイチゴ、クサイチゴなどの赤い実が顔を出した。エビネが咲いた。草むらから白い小さな蛾が飛び出す。ハバチや蛾の幼虫が木の葉を食べている。ゾウムシやテントウムシが体に止まる。トンボが耳の傍までやって来て羽音を立ててくれる。タンポポやハルジオンの花では、蜂・虻・蝶などが蜜に夢中で人を気にしない。小さな喜び、小さな幸せをたくさん見つけられる春の森。自宅を出てからあっと言う間に5時間、飲まず食わずの森歩きで、空腹になった。帰り道、真っ赤に熟したクサイチゴが甘かった。


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