鶴巻温泉駅から歩いて善波川に向かうと、あじさい散歩道です。ここから高取山がはるか遠くに感じられますが、駅からは2時間程度で登れます。
山頂に立つ白いモニュメント風の塔は、… とても大切なものです。
地理院地図: 高取山
あじさい散歩道の天気: 伊勢原市
レポ: 高取山∞ループ , 蓑毛から浅間山・聖峰
6月30日、丹沢山塊の高取山に行ってきました。梅雨で体が錆びつかないようにと、軽く汗を流せる低い山を物色した結果、「鶴巻あじさい散歩道」と組み合わせた半日コースに決めました。
小田急線、鶴巻温泉駅に12時30分到着。まず色あせぬ内にと、あじさい散歩道に向かいます。青々とした田園風景が広がる中、善波川に沿って、たくさんのアジサイが植え育てられています。これは、秦野の観光地図で知りました。
アジサイはたくさん咲いていました。残念ながら見頃を過ぎていたのか、あまりきれいではありません。でも少し離れて見ると大丈夫です。ベンチでお弁当を食べたとき、田舎の香水が豊かに漂ってきました。
さて、丹沢山塊は雲がかかって、手前の低い山々しか見えません。その中できょう目指す高取山が最も高く見えています。山頂には何か、白いモニュメントか塔のようなものが立っています。これからあの頂上まで登るのかと思うと、少々遠すぎるような気がしてきました。
13時30分、弘法の里湯を左に見ながら、吾妻山を目指します。高速道路の下をくぐり抜けると、すぐに弘法山ハイキングコース。いきなり暗くなります。連日の雨でぬかるんだ斜面は、気を抜くとスリップしそうです。靴も汚れます。まだ午後2時前だというのに空は暗く、木々が繁っていて、カメラの表示するスピードは1/4〜1/2程度。フラッシュ無しでは道標も撮影できません。「熊出没注意」の看板もところどころにある、暗い静かな道。
吾妻山頂からは辛うじて海が見えました。この日のコースでは、ここと念仏山頂でわずかな展望があるだけです。低山で景観を楽しむには山とコースと季節とを選ばねばなりません。私は足のトレーニングのために登ったのですが、ハイキング日和ではないので、途中で出会ったのは、わずか五人だけでした。人通りの少ない登山道には、いろいろなキノコが生えていました。山中の湿度が高く、汗を吸ったTシャツ越しに背中のリュックサックもぐしょ濡れです。
念仏山頂(357m)からは、真鶴半島と伊豆半島とがかすんで見えました。ベンチでお茶を飲み、すぐに高取山に向かいます。鶴巻-吾妻山-善波峠-念仏山-高取山のコースは、約30分ごとに山頂や峠が配置されています。また、広い道、狭い道、急な道、緩い道、登り、下りなどの変化があり、精神的にも肉体的にも頑張りやすいコースと言えそうです。
高取山頂の白い塔は、NHKの「大山無線中継所」でした。復路は、弘法山ハイキングコースまで来た道を戻り、吾妻山への登り返しの手前で東海大学前駅方面へ下りました。途中でヘビに出会いましたが暗くてその種も見分けられず、走って逃げるのみ。
人里に下りたら、空が急に明るくなったように感じました。下山後初めて出会った自動販売機でジュースを買ったら、6666と数字がそろってもう1本。このおまけは私の後で待っていた小さな男の子にあげました。
東海大学前駅には5時ちょうどに到着。大勢の学生たちでホームが賑わっていましたが、乗ってみたら電車は空いていました。座席に座るとほぼ同時にウトウト… 終点の相模大野で駅員さんに起こされるまで熟睡しました。
Alt + < = 戻る。 Alt + > = 進む。 Internet Explorer では、最後に Enter を押してください。 了解