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三保市民の森 (62)

2023年11月9日(木) きょうは撮影はせず、森の中の散歩だけのつもりで家を出た。選んだのは、三保市民の森。針葉樹とシダがメインの、やや暗い森林の中に「プロムナード(散策路)」と呼ばれる山道がある。そのプロムナードはあまり日が差し込まず、花や虫を見ることはまれだ。夏場なら、蚊やメマトイに悩まされるが、今の季節は快適に歩ける。広大な森でないことが惜しまれるが、贅沢は言えない。三保平の木々は黄色やオレンジに色づき始めていた。今年はまだ夏日が終わったばかり。来週から一気に秋の色が濃くなるかもしれない。出遭った虫は、ごく普通の常連さんばかり。その中に一つだけ、ゴミを体にまとって歩く虫がいた。正体はまだ判らない。クロコノマチョウが柿の実の汁を好むことは知っていたが、きょうもその様子を見ることができた。この蝶は成虫で越冬する。柿の実以外には、何から養分を摂るのだろう?



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