2024年9月5日(木)安中市 コース図 ◆夏の青春18きっぷの5回目、最終回を使って、信越本線の廃線跡に造られた「アプトの道」を歩いてきた。自宅最寄り駅から片道4時間強の鉄道の旅。少々長いが、バスに乗らなくてよいのは加点要素。◆「碓氷峠鉄道文化むら」から旧熊ノ平駅まで片道約6㎞の歩道を往復する。往きはごく緩い登り勾配。といっても鉄道としては極めて急な勾配だ。その分、復路は緩い下り坂。スロージョギングで駆け下りることもできそう。◆最初の見どころは旧丸山変電所。レンガ造りの2棟が、時を越えて絵画的なたたずまいを見せている。ただ離れて眺める分にはいいが、屋内は覗かない方がよいかも知れない。ハチの巣とヤマビルにも注意。◆2番目はめがね橋と呼ばれる碓氷峠第3橋梁。川床からの高さ31m、200万個を超すレンガが使われているという。この橋梁を上から眺め、下の旧国道18号からも見上げたら、久しぶりに絵を描いてみたい気持ちになった。ここで満足して引き返す人も多い。◆3番目はアプトの道の終点、旧熊ノ平駅。残念ながら信号所に格下げになる前の駅舎は残っていないが、大きな変電設備は迫力の遺跡。静かな構内に佇んで、役割を終えた線路、プラットホーム、架線、トンネルなどを見つめる。かつて碓氷峠に客車を牽引しつつ、蒸気機関車が煙を吐き、電気機関車が唸り声を上げ、アプト式が機能していた信越本線。その歴史ロマンにしばし迷い込んでみた。ヤマレコ歩行径路図
◎ 横川駅 9:25 --- 9:30 アプトの道起点(歩行開始) 9:30 --- 9:45 碓氷関所跡 9:47 --- 10:16 旧丸山変電所 10:21 --- 10:38 峠の湯 10:43 --- 11:32 めがね橋 11:46 --- 12:09 旧熊ノ平駅 12:29 --- 12:44 めがね橋 12:46 --- 13:18 峠の湯駅 13:27 --- 13:45 旧丸山変電所 13:53 --- 14:31 アプトの道起点(歩行終了) --- 14:57 横川駅 全行動時間:5時間1分 単独 ❀❀❀ ❢