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新治市民の森 (47)

2020年5月5日(火) きょうは子供の日。大きな青い空は嬉しいが、鯉も空を泳ぐことを自粛している。一時的とはいえ、伝統の風物が消えることは寂しい。この頃、葉が赤みを帯びたシダを見ると、ひっくり返して見ることが習慣となった。真っ赤なソーラス(胞子嚢)を着けた葉が、意外にもあちらこちらで見つかる。シダ入門を果たしたと言えるかも知れない。虫探しでは、蛾とその幼虫が増えた。キアシドクガの幼虫は、今年もいやというほど見る。願わくは、アオバセセリの成虫と出遭いたいものだ。春の虫寄せに大きな役割を果たしてきたハルジオンの下で、後継者であるヒメジョオンが急成長している。ミツバウツギはすでに開花し、他のウツギ類もどんどん咲いて虫を寄せてくれることだろう。アヤメやキショウブが爽やかに咲いて、心に涼風が漂う思いがする。虫探しで凝った目から力が抜けるのも嬉しい。きょうは柏餅を買って帰ろう。


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