2020年11月13日（金） ◆所用で外出した帰り道、四季の森公園に行った。この秋晴れで真っ直ぐ帰宅することは、とうていできない。◆北口に行くと、職員らしい人々が「アサギマダラを見たい？」と話しているのを小耳にはさんだ。横浜市内では、あまり見ない蝶である。行くと、新しくできた木製土止めの内側に、草にとまって休むアサギマダラがいた。左右の後翅がボロボロ、右の触角は途中まで。◆アサギマダラは長旅の途中かもしれないが、もしかしたら横浜市内、あるいは四季の森公園で繁殖行動を完了した可能性もある。ここで風の当たらない場所を見つけ、最後の時を待っているのかもしれない。◆アサギマダラ以外の動植物は、常連さんたちばかりだが、それぞれに季節感もあって、出会うとうれしい。キタキチョウ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミなど、今見る新鮮そうな蝶のほとんどは、このまま成虫で冬越しする。来春に再会したら、越冬の話を聞かせてもらいたいものだと思う。◆今はケヤキの黄葉が美しい。色は黄色〜黄橙。午後遅く、里山側に西日が当たるようになると、その輝く木々がはす池に映る。さくらの谷の四季桜は満開見頃。モミジ類は、まだ緑色だった。
