2019年2月1日(金) ◆1月31日夜、南岸低気圧が関東地方沿岸部に雪を降らせた。よし、丹沢に行こう! 早いほどいい。◆渋沢駅発大倉行きの一番バスに乗る。満席で立ち客が3、4人。発車するとまもなく、モルゲンローテの表尾根が見えた。空は快晴。よかった!◆大倉尾根を登り始めると、大枝小枝の着雪が美しい。新雪はどんな白よりもきれいな白なのだ。細かな梢にまで手抜きなく付着して、遠目には霧氷みたいに見える。そして朝日が当たる。キラキラ輝く雪花。真っ青な空。◆だが予報以上に気温が高い。しかもどんどん上昇中。きょうの雪花はすぐに消えるだろう。早く登頂したい! ◆山も、空も、海も、あらゆるものが美しい。感動を写真に残したくて、同じようなシーンを何度も撮影してしまう。今回は特に箱根の山々が、立体感も豊かに美しい陰影を見せていた。◆塔ノ岳は、登頂直前の空が最も青い。まさに藍より青い空だ。山頂標に取り付けられた温度計を見ると、マイナス3℃。風がとても強く、動かないと寒い。◆山頂で、どの方向を見ても霧氷がないことを見て、ピストン下山を決めた。塔ノ岳山頂の展望に優るものは、めったにない。尊仏山荘の北側、お気に入りの場所に腰を下ろし、蛭ヶ岳、八ヶ岳などを望みつつ、熱いコーヒーをすすって、山頂を辞すことに。◆下山開始時の温度計は0℃ちょうど。念のため軽アイゼンを履いた。転ばぬ先の杖だ。◆花立山荘以下では、登山道の雪が融け始めていた。日当たりの良い場所では、シャーベットやグチュグチュになった箇所も少なくない。雪花も消えていた。◆大倉では紅白梅の咲き始め。風の吊橋に行くと、朝の雪に代わって、梅の花が三ノ塔と二ノ塔を飾っていた。 ◎ 渋沢駅 6:48 == 7:00 大倉バス停 7:10 --- 7:51 見晴茶屋 7:53 --- 8:25 駒止茶屋 8:27 --- 8:47 堀山の家 8:52 --- 9:12 萱場平 9:20 --- 9:43 花立山荘 9:48 --- 10:22 塔ノ岳 10:57 --- 11:28 花立山荘 11:34 --- 11:53 萱場平 11:55 --- 12:10 堀山の家 12:18 ---(富士見の松で立ち話約10分)--- 12:45 駒止茶屋 12:47 --- 13:17 見晴茶屋 13:17--- 13:42 丹沢ベース 13:47 --- 14:02 大倉バス停 14:22 == 14:34 渋沢駅 全6時間52分 単独 ❀❀❀❀ ❢❢❢
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