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高尾山で蛾 (22)

2020年11月11日(水) 高尾山でヒメヤママユが最盛期を迎えたようなので、救出竿(釣り竿)を携えて訪れた。高尾山のヒメヤママユは個体数が多く、採集者との競合が比較的少ない蛾なので、期待が持てる。救出竿は役立った。粘りが強くて頑丈なクモの糸に引っかかったヒメヤママユを見つけると、竿で下ろし、絡みついた糸を取り除き、撮影し、解放する。もちろん、救出無用の個体の方が多かった。ある熟年グループが、私の一部始終を興味深そうに見て、「写真を撮るだけですか?」と尋ねられた。「はい、殺生禁断の山なので」と答えたら、「えらいねえ」と褒められた。虫と遊んでいて、しかもマスク顔で、若く見られたか。ウスタビガが1頭、クモの巣で絶命していた。まだ発生初期なので、羽化後すぐに捕まったのだろう。鱗粉はきれいだった。ヒメヤママユの他、多く目にしたのは、ケンモンミドリキリガ、オオトビモンシャチホコ、オオノコメエダシャク、など。虫探しは雨天でも決行するのだが、すばらしい秋晴れになったので、眺望も楽しめた。東京湾の彼方に、房総半島が近い。薬王院の紅葉はすでにきれいだったが、これからもっと鮮やかになるだろう。  高尾山口駅 6:14 --- 6:59 琵琶滝水行道場 7:05 --- 7:25 霞台 7:47 --- 8:22 薬王院本社 8:24 --- 8:48 霞台 8:48 --- 9:05 蛇滝水行道場 9:06 --- 10:00 高尾梅の郷まちの広場 10:15 --- 11:14 高尾駅北口 全 5時間0分 単独 ❀❀❀



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