手前に相模湖、その向こうに中央自動車道と、少し見えにくいJR中央線とが走っています。
相模湖という名が示すように、ここは神奈川県です。神奈川県民にとって、相模湖は大切な水瓶のひとつです。
神奈中バス: 相模湖駅 → 石老山入口(三ケ木行き) 神奈中バス: 相模湖駅 ← ピクニックランド前
地理院地図: 石老山
石老山の天気: 相模原市緑区 , 相模湖
レポ: 石砂山
5月4日、パパと清香は、相模湖畔の石老山に登りました。中央本線ホリデー快速で、相模湖駅下車。三ケ木(みかげ)行きバスに乗り、石老山登山口まで約10分。バスは超満員でしたが、ピクニックランド前からは、ガラガラに。連休にしては登山者は少なく、静かな山になりそう。
山里は爽やかな五月晴れ。軽いそよ風に、泳ぐ鯉のぼりもおとなしそう。男坂・女坂の分岐から登山道に入ります。フィトンの香りを存分に吸いながら、二人でぐんぐん登ってゆきます。登山道は次々に現れる奇岩、巨岩が見もの。振り返れば、木々の間に相模湖が見えます。山桜も満開をやや過ぎ、登山道の所々に花びらがいっぱい撒かれていました。
時折吹く、心地よいそよ風に励まされて、順調に歩き続け、約90分で山頂に到着。眼前に雄大な丹沢山塊。清香は景色よりもおにぎりに夢中です。山頂の柱の前で、登山者どうし、カメラを交換して互いの記念写真を撮影しました。
下山は娘にとっては、ちょっとチャレンジコースでした。勾配が急峻な上に、踏みつけの歩幅が子供のコンパスに合わないからです。途中、クサボケの朱色の花、山ツツジの赤い花に、パパは幾度も足を止めてデジカメを向けます。大天神展望台の眺望は息を呑むほどすばらしく、疲れを忘れてしまいます。右に高尾山。左に陣場山、下に相模湖、その右手にピクニックランドの観覧車の何と低く、小さく見えること。背後からは丹沢の山々が見守っています。
さらに30分ほど下ると、涼しげな沢の音が聞こえ、美味しい水を汲んでごっくん、ごっくん、飲みました。鼠坂(ねんざか)への道を取り、バス停に着いたのは午後2時46分。朝10時半に歩き始めてから、途中休憩を含め、約4時間の行程でした。
草木萌ゆ 谷に燈れる山吹の 名問う子と行く春ぞ楽しき (パパ)
Alt + < = 戻る。 Alt + > = 進む。 Internet Explorer では、最後に Enter を押してください。 了解