この道標でジャンプして遊ぶのが習わしのようになっていました。天気がよければ、すばらしい展望を楽しめます。
神奈中バス: 秦野駅 → ヤビツ峠(終点) 神奈中バス: 渋沢駅 ← 大倉
地理院地図: 三ノ塔
三ノ塔の天気: 秦野市 , ヤビツ峠 , 大倉
レポ: 丹沢表尾根 , 表尾根から政次郎尾根
10月23日、丹沢の三ノ塔に登りました。もちろん、パパと一緒です。大山行きのときよりもパパの装備が大きくなっています。今度も、最後まで自分の足で歩きとおしました。
ヤビツ峠を午前9時15分に出発。尾根道を二ノ塔に向かって登ります。清香の大好きな、細くて急な山道です。針葉樹帯を抜けると、一気に眺望が開けます。背後に先日登った大山がデンと控えています。足元には青紫のリンドウや、赤紫のフジアザミがつつましげに咲いています。カエデの葉はまだ青々としています。清香は、花や景観よりも、登ることそのものが一番楽しいようで、写真を撮っているパパをじれったく待っています。
二ノ塔でおにぎりを一個ずつ食べ、すぐに三ノ塔に向かいます。この東丹沢の尾根コースは、パパが若かった頃に何度も歩いた道です。今、清香には初めての道です。自宅のベランダからも見える丹沢の峰々を、眼前の大パノラマで見させてやりたかったのですが、あいにく塔ノ岳あたりはガスがかかってよく見えません。それでもここは楽しく歩ける道で、足も軽くあっという間に三ノ塔です。
南に相模湾を望み、「あれは海なんだよ」と言いながら昼食を食べます。温かいテルモスのお茶も飲みました。清香のほかに子供の姿は見えません。そういえば若者たちも少ないですね。年輩のおじさんやおばさんたちから、「何歳?」、「何年生?」と何度もたずねられます。
12時10分に山頂を後にし、三の塔尾根を大倉まで下る道に入ります。とても急です。落ち葉が積もってふかふかのところもありました。シカのフンもあちこちに。出会う人はほとんどいません。清香とパパの足音だけが聞こえます。清香は何度も滑りそうにながらも、まあまあ上手に下って行きます。杉、ヒノキ、松などの香りが体の中を駆け巡ります。
小学二年の清香にとっては、険しく、ひたすら我慢の道でした。午後2時10分に牛首の林道三叉路に着いたときは、「やったね!」と言いました。林道は歩かず、さらに山道を歩き続け、最後に大きな「風の吊り橋」をわたり、大倉バス停に午後3時44分、十分な元気を残して到着しました。
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