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新治市民の森 (67)

2020年7月10日(金) 先回、雨の下での虫探しのメリットを体験した。そこで、まだ2日しか経っていないが、再び傘を片手に新治市民の森へ。狙いは当たり、人の姿は鎌立谷戸末端の緑地に遊ぶお母さんたちとその幼児のみ。静かな森で、警戒レベルの低い虫たちを落ち着いて探すことができた。この季節の楽しみは、何と言っても樹液の出る木。遠目にも鮮やかなキタテハの翅がまず目に入る。静かに近づくと、カナブンやハチモドキハナアブなどが樹液に夢中の様子。別の木ではスズメバチたちが饗宴の真っ最中だった。鎌立に立つ「樹液酒場」として知られた大木の下に、腹を食い荒らされたノコギリクワガタの残骸が転がっていた。カラスがカブトムシやクワガタムシを片っ端から食ってしまうという話を聞いていたが、本当のようだ。他の公園や森でもカラスに悩まされているという。ようやくヤマユリが咲き始めた。暗い場所でも、ぽっかり明かりが点ったように美しい。これからどんどん咲きそろうだろう。


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