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新治市民の森 (52)

2020年5月20日(水) このところ、梅雨の先駆けのような曇天が続いているが、きょうは薄日が差すこともありそうだとの予報。先回の訪問から3日しか経っていないが、幼虫たちの成長は速いので、気になって見に行く。種によっては蛹化する直前に食草を離れてかなり移動するので、追跡できなくなる恐れがある。新治市民の森には、羽化したばかりのキアシドクガが多く見られた。昨日の弱い雨が、まだ草木をしっとり湿らせているが、湿度が高くて翅がよく乾かないのかもしれない。自身の抜け殻とともに、じっと時を待っている。翅に指を触れたら、尻から液体を2〜3滴ポタポタと放出したが、飛び立ちはしなかった。ルリタテハの5齢幼虫が多くなった。イボタガも5齢幼虫を初めて見た。どちらも蛹化まであと少しだ。イボタノキの開花が進んでいる。きょうはコマルハナバチとイチモンジチョウしか見なかったが、次の晴天日には多くの虫たちが訪花するだろう。花はすでに強い香りを放ち始めている。


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