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新治市民の森 (39)

2020年4月23日(木) 山欠(さんけつ)になって、息苦しい。この状態がいつまで続くのだろう? ゴールデンウィーク改め、「STAY HOME 週間」が明ける5月7日で自粛要請が解除されるとは考えにくい。仕方がないので、とりあえず新治市民の森へ行く。少し遠回りをして、「だんご山公園」に立ち寄った。ほのかに紅を帯びた八重桜が美しい。毬のように丸くかたまって咲き、見た目にも愛らしい花だが、美味しい食材としても利用できる。付近の緑地では、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、コメツブツメクサなどが、我が世の春を謳っていた。オヤブジラミ、ヤエムグラ、キュウリグサなども多い。いずれも米粒のように小さな花が可愛らしいのだが、裸眼では見えにくい歳になった。そこでデジカメの力を借りる。新治市民の森のキンランが盗掘された。大株を根こそぎ盗っていったドロがいる。キンランは移植できないのにだ。花茎が切り取られた株もあったが、ランは花持ちがいいので切り花にしたのか? まあ、これは来年また咲くだろうから、不幸中の幸いと言えるかも。4日前にたくさん咲いていたフデリンドウが、全く見られなかったが、どうしたのだろう? ヤエムグラの可愛い白十字花を期待したが、市民の森では開いた花を見つけられなかった。また来よう。そうこうしているうちに、雨が降り出した。濡れながらの帰り道、カラタネオガタマの香りが遠くまで漂っていた。


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