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新治市民の森 (20)

2018年10月29日(月) 人にはメシより好きなものがある。もちろん、飢えていないときの話である。秋の空があまりにきれいなので、朝からソワソワし、ついに昼飯を放棄して市民の森へ行った。と言っても、10秒で燃料チャージできるジェリーを持って行ったので、完全に昼食を抜いたわけではない。まず初めに出遭ったのが、ツバメシジミ。青毛のモフモフ感がいい。その後、ムラサキツバメに、生涯で初めて出遭った。これは縁起がいい。長生きはするものだ。どこに行っても、花さえあれば、ビロードスカシバが目に付いた。蜂に変装した蛾だ。その次が、イチモンジセセリ。昔は稲の大害虫とされたこともある。でも大きな瞳が可愛い。今回は、同じ個体や同じ種を繰り返し撮影した。表情や印象や情報が、それぞれ異なる。ムラサキツバメは、光の角度によって、表側が赤みを帯びて写ることもあった。



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