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長津田十景

長津田十景絵タイル1 長津田十景絵タイル2 長津田十景絵タイル3 長津田十景絵タイル4 長津田十景絵タイル5 長津田十景絵タイル6 長津田十景絵タイル7 長津田十景絵タイル8 長津田十景絵タイル9 長津田十景絵タイル10
長津田の歩道には、十景の絵タイルがちりばめられています。

筆立て

長津田十景には、中国湖南省の瀟湘(しょうしょう) 八景にならった、風流な名がついています。金沢八景や近江八景もそうですね。でも長津田は十景があるのです。

「長津田宿の歴史を活かしたまちづくり研究会」が作ってくれた、すてきなイラスト入りの「長津田歴史探訪マップ」があります。→ 右図クリック

美しく印刷されたものは、緑区役所、長津田地区センター、長津田郵便局などで手に入ります。このマップを片手に、長津田の歴史を訪ねながらの散歩はいかがでしょうか? のんびり歩いても一日で、がんばれば半日で十景全部を巡ることも可能です。

私は平成23年3月11日の午後、「高尾暮雪」を除いた九箇所を巡りました。天王社から王子神社に向かう途上、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に襲われ、忘れられない日になりました。大石神社に行ったら、参道わきに立っている「上宿常夜燈」の上部が落下して破片が散乱していました。おそらくこのような大地震は天保十四年の建立以来、初めてのことだったでしょう。少し離れた「下宿常夜燈」の方は無事でした。

以下、写真をクリックすると拡大できます。

長津田十景:大林晩鐘 一 大林晩鐘 だいりんばんしょう
長津田駅から近い。一番始め、または一番最後に、ここで霊気を摂ったらよいかも。

下・左:)大林寺の鐘。道路からも良く見える。(2011年3月11日撮影)

下・右:)大林寺境内。(2011年4月5日撮影)

長津田十景:大林寺の鐘 長津田十景:大林寺境内


長津田十景:御野立落雁 二 御野立落雁 おのたちらくがん
長津田駅に近い。ここを最後に巡れば、駅に楽に戻れる。あるいは、最初に訪れて、隣接する長津田地区センターで「長津田歴史探訪マップ」をもらうのもよい。

下・左:)御野立之跡石碑。ここでお茶にしたらいいかも。(2011年4月5日撮影)

下・右:)このすぐ下を流れる恩田川にて、花筏に遊ぶ夫婦鴨。(2010年4月8日撮影)

長津田十景:御野立之跡石碑 長津田十景:恩田川の花筏に遊ぶ夫婦鴨


長津田十景:大石観桜 三 大石観桜 おおいしかんおう
長津田駅から近い。観桜は瀟湘八景にはない。上宿常夜燈は、平成23年3月11日の震災で、上の部分が落下して破損した。(→ 写真あり)
大石神社の御神体は石である。(→面白い伝説)

下・左:)大石神社。正面のモミの木一対と、左手にあるシラカシは、横浜市の名木古木に指定されている。(両方とも2011年4月11日撮影)

下・右:)大石神社の桜の季節は、正面の石段よりも、こちらのスロープがお勧め。

長津田十景:大石神社 長津田十景:大石神社について


長津田十景:王子秋月 四 王子秋月 おうじしゅうげつ
名月鑑賞の名所、というわけではなさそう。ご祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と速玉男命(はやたまをのみこと)。(→御由緒)
左右の狛犬は、いずれも子連れ。境内の左奥にトイレあり。

下・左:)王子神社、右(向かって左)の狛犬親子。左(向かって右)の狛犬親子はこちら。(2011年10月22日撮影)

下・右:)王子神社、上の鳥居の下から見た社殿。屋根と注連縄のラインが円い月を連想させるかも。禅寺なら吾心似秋月。(2011年11月17日撮影)

長津田十景:王子神社、右の狛犬親子 長津田十景:王子神社、上の鳥居


長津田十景:高尾暮雪 五 高尾暮雪 たかおぼせつ
長津田駅から最も遠い。東急田園都市線のすずかけ台駅から歩くと楽。

下・左:)高尾山。背後に東工大の校舎が建っている。この校舎に上ると、眺望がさらに素晴らしいという。(両方とも2011年3月4日撮影)

下・右:)高尾山から雪の富士山と丹沢を望む。暮雪は本来夕刻の風景であるが、高尾山には午前中に登るのがお奨め。画面中央、青緑色の広告部分のみレタッチを施した。

長津田十景:高尾山 長津田十景:高尾山から雪の富士山と丹沢を望む


長津田十景:天王鶯林 六 天王鶯林 てんのうおうりん
鶯林は瀟湘八景にはない。どんな鳥と出合うかは運次第。社の裏手にトイレあり。

下・左:)天王社鳥居。(2011年3月11日撮影)

下・右:)天王社。樹木に囲まれていて、展望は苦しい。静かなので、耳を澄ませば鳥の声が聞こえるかも。(2011年3月11日撮影)

長津田十景:天王社鳥居 長津田十景:天王社


長津田十景:下宿晴嵐 七 下宿晴嵐 しもじゅくせいらん
大石神社参道わきの上宿常夜燈とセットで見たい。こちらは、東日本大震災で倒れなかった。

下・左:)下宿常夜燈と石仏、石碑の集合。(2011年3月11日撮影)

下・右:)長津田宿常夜燈の説明。同じ説明板が上宿常夜燈の傍にも立っている。

長津田十景:下宿常夜燈 下宿常夜燈


長津田十景:長坂夜雨 八 長坂夜雨 ながさかやう
雨の夜に歩いてみないと昔日の情景が分からないかも。 放課後には男子小学生が、竹林に別の雨を降らす新風情…

下・左:)旧大山街道。右のコンクリート堤の上が長津田小学校。下校する生徒が防災頭巾を冠っていた。(2011年3月11日撮影)

下・右:)秋の午後、西日を受ける竹林。(2011年11月17日撮影)

長津田十景:旧大山街道 長津田十景:旧大山街道


長津田十景:長月飛蛍 九 長月飛蛍 ちょうげつひけい
飛蛍は瀟湘八景にはない。長月の谷戸は自然保護のため、一般には閉鎖されている。隣接する玄海田公園の入口に公衆トイレあり。

下・左:)閉鎖中の柵の外から自然観察路を眺めるだけ。(2011年3月11日撮影)

下・右:)玄海田公園。子連れで来る人も多い。(2011年12月4日撮影)

長津田十景:長月の谷戸 長津田十景:玄海田公園


長津田十景:住撰夕照 十 住撰夕照 じゅうせんせきしょう
長津田みなみ台公園は高台にあり、西側が広い遊水池になっているので展望が良い。長津田の街、富士山、丹沢などが望める。公園に公衆トイレあり。

下・左:)長津田みなみ台公園から夕日を見つめる子供たち。(2011年3月13日撮影)

下・右:)公園の西斜面には、中央部を除いてクヌギやクルミの苗木が植えられている。将来は鬱蒼とした山になるかも。(2011年12月4日撮影)

長津田十景:長津田みなみ台公園から西方を望む 長津田十景:長津田みなみ台公園


その他、長津田十景に関する情報は、横浜市緑区のウェブサイトをご覧ください。

さて、よかったら同じ町の皆さんと、わが町の十景または八景を選定してみてはいかがでしょうか。

歩くのが好きな方は、町田フットパスもお奨めします。

外部 LINK: 横浜市内各区のウォーキングマップ


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