一 大林晩鐘 だいりんばんしょう
長津田駅から近い。一番始め、または一番最後に、ここで霊気を摂ったらよいかも。
(下・左:)大林寺の鐘。道路からも良く見える。(2011年3月11日撮影)
(下・右:)大林寺境内。(2011年4月5日撮影)
二 御野立落雁 おのたちらくがん
長津田駅に近い。ここを最後に巡れば、駅に楽に戻れる。あるいは、最初に訪れて、隣接する長津田地区センターで「長津田歴史探訪マップ」をもらうのもよい。
(下・左:)御野立之跡石碑。ここでお茶にしたらいいかも。(2011年4月5日撮影)
(下・右:)このすぐ下を流れる恩田川にて、花筏に遊ぶ夫婦鴨。(2010年4月8日撮影)
三 大石観桜 おおいしかんおう
長津田駅から近い。観桜は瀟湘八景にはない。上宿常夜燈は、平成23年3月11日の震災で、上の部分が落下して破損した。(→ 写真あり)
大石神社の御神体は石である。(→面白い伝説)
(下・左:)大石神社。正面のモミの木一対と、左手にあるシラカシは、横浜市の名木古木に指定されている。(両方とも2011年4月11日撮影)
(下・右:)大石神社の桜の季節は、正面の石段よりも、こちらのスロープがお勧め。
四 王子秋月 おうじしゅうげつ
名月鑑賞の名所、というわけではなさそう。ご祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と速玉男命(はやたまをのみこと)。(→御由緒)
左右の狛犬は、いずれも子連れ。境内の左奥にトイレあり。
(下・左:)王子神社、右(向かって左)の狛犬親子。左(向かって右)の狛犬親子はこちら。(2011年10月22日撮影)
(下・右:)王子神社、上の鳥居の下から見た社殿。屋根と注連縄のラインが円い月を連想させるかも。禅寺なら吾心似秋月。(2011年11月17日撮影)
五 高尾暮雪 たかおぼせつ
長津田駅から最も遠い。東急田園都市線のすずかけ台駅から歩くと楽。
(下・左:)高尾山。背後に東工大の校舎が建っている。この校舎に上ると、眺望がさらに素晴らしいという。(両方とも2011年3月4日撮影)
(下・右:)高尾山から雪の富士山と丹沢を望む。暮雪は本来夕刻の風景であるが、高尾山には午前中に登るのがお奨め。画面中央、青緑色の広告部分のみレタッチを施した。
六 天王鶯林 てんのうおうりん
鶯林は瀟湘八景にはない。どんな鳥と出合うかは運次第。社の裏手にトイレあり。
(下・左:)天王社鳥居。(2011年3月11日撮影)
(下・右:)天王社。樹木に囲まれていて、展望は苦しい。静かなので、耳を澄ませば鳥の声が聞こえるかも。(2011年3月11日撮影)
七 下宿晴嵐 しもじゅくせいらん
大石神社参道わきの上宿常夜燈とセットで見たい。こちらは、東日本大震災で倒れなかった。
(下・左:)下宿常夜燈と石仏、石碑の集合。(2011年3月11日撮影)
(下・右:)長津田宿常夜燈の説明。同じ説明板が上宿常夜燈の傍にも立っている。
八 長坂夜雨 ながさかやう
雨の夜に歩いてみないと昔日の情景が分からないかも。 放課後には男子小学生が、竹林に別の雨を降らす新風情…
(下・左:)旧大山街道。右のコンクリート堤の上が長津田小学校。下校する生徒が防災頭巾を冠っていた。(2011年3月11日撮影)
(下・右:)秋の午後、西日を受ける竹林。(2011年11月17日撮影)
九 長月飛蛍 ちょうげつひけい
飛蛍は瀟湘八景にはない。長月の谷戸は自然保護のため、一般には閉鎖されている。隣接する玄海田公園の入口に公衆トイレあり。
(下・左:)閉鎖中の柵の外から自然観察路を眺めるだけ。(2011年3月11日撮影)
(下・右:)玄海田公園。子連れで来る人も多い。(2011年12月4日撮影)
十 住撰夕照 じゅうせんせきしょう
長津田みなみ台公園は高台にあり、西側が広い遊水池になっているので展望が良い。長津田の街、富士山、丹沢などが望める。公園に公衆トイレあり。
(下・左:)長津田みなみ台公園から夕日を見つめる子供たち。(2011年3月13日撮影)
(下・右:)公園の西斜面には、中央部を除いてクヌギやクルミの苗木が植えられている。将来は鬱蒼とした山になるかも。(2011年12月4日撮影)
その他、長津田十景に関する情報は、横浜市緑区のウェブサイトをご覧ください。
さて、よかったら同じ町の皆さんと、わが町の十景または八景を選定してみてはいかがでしょうか。
歩くのが好きな方は、町田フットパスもお奨めします。
外部 LINK: 横浜市内各区のウォーキングマップ