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寺家の里山 (5)

2021年9月29日(水) 台風16号が接近している。関東地方には明後日に最も近づき、極めて強い風に警戒が必要だという。稲作農家は、稲の収穫で多忙を極める。寺家町に行くと、田んぼで脱穀の作業が行われていた。その一方、まだ刈られていない稲田もある。農家には、稲の品種によって、台風の襲来も想定した上での作業計画があるのだろう。クロマダラソテツシジミがいた。ウラナミシジミに似ているが、もっと黒っぽい。南方系の蝶だが、すでに関東地方南部に定着しつつあるようだ。久しぶりにナツアカネをたくさん見た。他所ではアキアカネの方が圧倒的に多いのに、寺家は不思議なところだと思う。オオチャバネセセリも寺家では普通種だ。淡いクリーム色のリコリスが残っていたが、赤いヒガンバナは、すっかり終わっていた。森の方から、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、アブラゼミなどの鳴く声が聞こえた。



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