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高尾山で蛾 (21)

2020年11月6日(金) 今年も早、ヒメヤママユの羽化シーズン。高尾山では珍しくない蛾だが、大型で美しい蛾なので、リアル生体を見ておきたい。月齢(旧暦9月21日)を考え、月の出前のナイターを決行する。ヒメヤママユは、♂・♀各2頭を見ることができた。うち最後の1頭は、帰宅後の写真判定による。予想では総数10頭以上を見込んでいたのだが、意外にも少なかった。最も多く見たのは、オオノコメエダシャクで8頭。斜めにとまる個体がほとんどで、腹部が右または左に大きく曲がる。1個体だけが水平にとまっていて、腹部は真っ直ぐだった。当たり前のようだが、興味深い。ナカウスエダシャクは4頭。キマダラオオナミシャク5頭。蛾以外では、トビイロトビケラが数頭。他のほとんどの種は、1〜2頭しか見なかった。撮影し忘れたが、ウスキツバメエダシャクもまだいた。1号路と6号路で、行き違ったランナーと「こんばんは」を交わした。自分自身も含め、高尾山の夜は、ある種の人々にとって魅力的なのだ。蛾探しにおいて、漆黒の闇夜は理想的である。しかし、蛇滝道や琵琶滝道のように勾配の強い山道では、転倒や滑落のリスクが高まる。予め明るい時に何度も歩いておくことと、懐中電灯や杖などを準備することを忘れないようにしたい。  高尾駅北口 18:12 == 18:21 蛇滝口 18:21 --- 18:59 蛇滝水行道場 19:00 --- 19:18 霞台 19:20 --- 男坂・女坂分岐 --- 19:48 霞台 19:48 --- 20:08 琵琶滝 20:08 --- 20:56 高尾山口駅 全2時間35分 単独 ❀❀❀



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