2021年2月19日(金) ◆鶴見川の河川敷にモンキチョウがたくさん発生したとの情報が入り、いそいそと見に行った。モンキチョウは幼虫で越冬するが、温暖地では冬場でも羽化することがある。春を待つ人々にとって、初蝶になることの多い蝶だ。◆新横浜公園に行くと、対岸に捕虫網のようなものを持った人が見えた。小机大橋を渡ってその現場に行くと、ベニシジミ、モンキチョウ、ナナホシテントウ、ヒラタアブなどを次々と発見。◆赤みを帯びた変なモンキチョウが飛んでいたので、追ってみると、左右の翅にマーキングが施されていた。これが次々と見つかる。マーキングは赤い文字、または青い文字で、英字や数字が大きく書かれている。◆先ほど対岸から見た人が、手当たり次第にモンキチョウを捕獲してマーキングしていることが分った。学術調査にせよ、趣味にせよ、マーキングするならもっと小さく書いて欲しいとは思う。とはいえ、目的と調査手法だけでも訊けばよかった、と後で思った。◆かつてある場所で、気温の変化と蝶の発生との相関関係を調べようという試みがあった。野生の蝶との偶然の出遭いに依存することの多い試み。果たして有意な結論を得られるのだろうか?