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新治市民の森 (81)

2020年11月4日(水) 今年は閏4月があったため、まだ暦の上では「小春」(旧暦10月の別名の一つ)ではない。だが、体感上の日和は、100パーセント小春日和になった。花や虫との出遭いを求め、いそいそと新治に向かう。ツリガネニンジン、リンドウ、ノハラアザミ、ツクバトリカブトなど、秋は紫色の花がきれいだ。ところが、撮影するのは、なかなか難しい。紫の単色光は、青みが強く写ってしまうのだ。このような花は、実物を鑑賞してこそ、よく楽しめる。赤い実、草木の紅葉、赤とんぼ、キタキチョウ、ヤマトシジミなど、太陽光スペクトラムの赤〜青紫に含まれる色は、おしなべてきれいに写る。(スペクトラムに含まれない赤紫=マジェンタは、赤と青の混合色なので、やはりきれいに写る。)ところで、「秋」と「赤」は仲よし言葉、響きも似ている。秋から赤が減るとともに、冬が次第に近づいてくる。途中から森の友との楽しい出会いがあった。気兼ねなく立ち止まり、撮影し、道草を食うことができる。単純に言っても、目の数が2倍になる。一人歩きの良さそのままに、メリットが2倍になるのだ。


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