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三保市民の森 (14)   続・フユシャク探索

2021年1月8日(金) 前回(一昨日)のフユシャク探索では、交尾態を見つけられなかった。フユシャク探しは、発生の時を逃すと次のチャンスは1年後。何としても今シーズン中に見つけたい。現場に行くと、さっそくウスモンフユシャク♂を見つけた。その時は気付かなかったが、♂の翅の下に♀がいたのである。(♀の肢が外にはみ出ていたのだが、老眼で見えなかった。)帰り道にもう一度見ると、♀の体が♂の翅の外に出ていた。ようやく交尾態の撮影ができた!種の同定にあたり、Web上の資料写真と見比べて絵合わせをするのは、なかなか難しい。例えば、ウスモンフユシャク♂とウスバフユシャク♂。翅の帯や線の折れ曲がり具合い、紋様の濃さと色合いなどは、撮影アングルと光線次第でかなり印象が変わる。実物を見て判別できる力を持てれば理想的だが、その境地は蛾の大海の彼方にある。荒海に沈没しないよう、探し、撮って愉しむ、趣味の領域に踏みとどまるのが安全だ。



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