町田フットパス
町田市内のフットパス(footpath)を、ここで仮に町田フットパスと記すことにします。町田市のウェブサイトには、「町田市のフットパス」と書かれています。町田市内の書店で販売されている、「まちだフットパスガイドマップ」には12コース、同2 には10コースが紹介されています。
「まちだフットパスガイドマップ」
NPO法人「みどりのゆび」発行 2009年
「まちだフットパスガイドマップ」は、見た目も楽しげな絵地図です。ちょっとアバウトな冒険宝島の絵地図にも似て、夢やまぼろしを催させる魅力があります。登山で使い慣れた、国土地理院の2万5千分の1地形図や5万分の1地形図とは、使い勝手が異なります。この絵地図と案内文だけを頼りに、スタート地点からゴール地点まで正確に歩くのは、なかなか難しいようです。
道に迷わないためには、国土地理院の地形図を持って歩けばよいのですが、それでは面白くありません。ときどき道を間違えても、正しいルートに戻るべくカンを働かせ、謎を解きつつ歩くのが、このマップの楽しい使い方です。もちろん、コンパスは持って行きましょう。
私は、平成24年の秋に町田駅の近くの書店で、「まちだフットパスガイドマップ」を購入しました。A4サイズの見開きで、各コースのマップが左側に、その案内文が右側に載っています。これを百均のファスナーつきカードケースに入れ、自宅から比較的に近い、1番から6番までのコースを歩いてみました。一つのコースを一気に歩く時間が取れないときは、2回に分けて歩きました。
この「まちだフットパスガイドマップ」を手に持って歩いている人を見かけたことは、まだありません。もし誰かがそうして歩いていたら、それは私かもしれませんので、ぜひ声をおかけください。
町田フットパスのレポ ⇒ こちら
町田フットパスを歩いて出会った風景の一部をご紹介します。
金森天神山市民の森
コース 5
住宅地の中に残された小さな森。ベンチがある。
(2013年1月下旬撮影)
泉龍寺
コース 5
石碑に、「このお地蔵様は、すべての願いをかなえるために安置されました。」と刻まれている。うれしいですね。
(2013年1月下旬撮影)
恩田川遊歩道
コース 4
恩田川の両岸に沿って整備された、かなり長い遊歩道。春は桜の名所。
(2013年2月上旬撮影)
町田市立国際版画美術館
コース 4
めずらしい版画専門の大きな美術館。文化の日は入場料が無料になる。
(2012年10月中旬撮影)
鎌倉街道早ノ道から、岡上営農団地を望む
コース 2
広大な展望がすばらしい。岡上は川崎市麻生区の飛び地。バス停のすぐ近くに、タヌキの絵の道路標識(動物注意)が立っている。
(2012年10月中旬撮影)
岡上営農団地
コース 2
右手の畑に美味しそうな柿が熟していた。
(2012年10月中旬撮影)
分かれ道
コース 2
左は普通の道。右は尾根道で、進んで行くと狭くなる。
(2012年10月中旬撮影)
猫とびだし注意
コース 2
陶器などを売っているお店。人通りも車も少ない静かな道。
(2012年10月中旬撮影)
土橋谷戸
コース 2
いつ歩いても気分のいい谷戸。この時はコスモスが咲いていた。このあたりは横浜市青葉区奈良町。
(2012年10月中旬撮影)
福泉寺のあくび猫
コース 6
このあくびは、見た人に伝染するらしい。
(2012年10月下旬撮影)
長津田の里山
コース 6
広々とした畑の脇道を歩き、遠方の栗林を通り抜ける。このあたりは、横浜市緑区長津田町。私有地は慎ましく歩こう。
(2012年10月下旬撮影)
すずかけ台駅近からの眺望
コース 6
東急田園都市線。トンネルを出入りする電車を見れる。
(2012年10月下旬撮影)
竹林
コース 1
鶴川駅から遠くない、香山園のすぐ先の竹林。
(2012年10月下旬撮影)
冬瓜の収穫
コース 1
片平川の近くの農地で。こんなに大きなトウガンが売れるのかな?
(2012年10月下旬撮影)
鶴川台尾根緑地の遊歩道
コース 1
空気が澄んでいれば、丹沢や富士山の素晴しい眺望が楽しめる。
(2012年10月下旬撮影)
真光寺公園
コース 1
広い芝生の丘でくつろげる。丘の下にトイレあり。
(2012年10月下旬撮影)
コスモスと鶏頭
コース 3
鶴川駅の近くの鎌倉道より。
(2012年10月中旬撮影)
鶴川台尾根緑地を望む
コース 3
遠方には奥多摩の山々。中央に大岳山。
(2012年10月中旬撮影)
玉川学園
コース 3
いつの間にか、玉川学園の敷地内に入っている。出るときは守衛さんに挨拶しよう。
(2012年10月中旬撮影)
本町田遺跡公園
コース 3
縄文・弥生時代の住居を復元し、公開している。開園時間:午前9時〜午後4時30分。体園日:月曜日(祝日のときは開園、翌日体園)
(2013年1月下旬撮影)
宏善寺
コース 3
裏口から入って、表から出る。謙虚な心で見学しよう。
(2013年1月下旬撮影)
その他、町田フットパスに関する情報は、町田市のウェブサイトをご覧ください。
さて、楽しく歩けそうでしょうか?よかったら、ご自分の町に新しいフットパスを開拓してみてはいかがでしょうか。
歩くことが好きな方は、長津田十景もご覧ください。